今朝、駅へ向かっていると、
登校中の小学生の2人組がいた。
その内の1人はチョコを食べていた。
もう1人はそこらへんで
拾ってきたであろう
木の枝を振り回しながら、
「いいな~、俺にも1個ちょうだいよ」
と言っていた。
この光景・・・見たことがある。
これは・・・棍棒(こんぼう)外交だ!
説明しよう!
棍棒外交とは何か?
時は20世紀初頭にさかのぼる。
当時のアメリカ合衆国大統領は、
セオドア=ルーズヴェルト。
日露戦争の時にポーツマス会議で、
日本とロシアの仲介をした人だ。
彼は日本に対しては優しかったが、
その他の国には厳しかった。
「優しく語れ。
棍棒を持って」
と、武力を背景にした
棍棒外交を展開した。
中南米の小国に対して、
笑顔でこう言った。
「ねぇねぇそれちょうだい(棍棒をブンブン振り回しながら)」
こうして彼は様々な利権を
他国からもぎ取っていった。
今でもキューバや中南米諸国が、
みんなアメリカ大っ嫌いなのは、
棍棒外交の影響だ。
最近の小学生は賢い。
きっと歴史を学び、
棍棒外交を学んだのだろう。
私は行く末を見守った。
「ねぇねぇ、チョコ1つちょうだいよ~(木の枝を振り回しながら)」
「やだ!」
棍棒外交は失敗に終わった。