読んだことがない人は、
これからネタバレをするので、
引き返してほしい。
『芋粥』はこんな話だ。
主人公は根暗な侍で、
芋粥が大好き。
しかし、当時は贅沢品。
主人公のような木っ端侍では
とても手は届かない。
彼は人から馬鹿にされながら、
ずっと芋粥を夢見て生きていた。
そんな主人公を見た成金侍が
「ガハハ!そんなに欲しければ
いくらでも食わせたる!」
と、屋敷に連れてきて、
超巨大鍋で大量の芋粥を作り、
それを主人公にふるまう。
しかし、主人公は一口食べて、
「もういいです・・・」
と下げてしまう。
色々と考えさせられる小説だ。
ところで、私の友人に
牡蠣好きのT氏がいる。
私はそんな彼をここに連れてきた。
そして、
「ガハハ!そんなに欲しければ、
いくらでも食わせたる!」
と、無限におごることにした。
結末はどうなったか?
『芋粥』を読んでくれ。