だいたい日刊 覇権村

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飲まなくても効く薬

今日は後輩の調子が悪そうで、
どうしたのかと聞いたところ、

「あ、持病の薬を飲み忘れてました!」

と言い、慌てて薬を取り出していた。

それを飲みながら

「飲まなくても効く薬が
あればいいのに・・・」

と漏らしていた。

飲まなくても効く薬。

一体どんな薬なんだ?

今日はその種類を
いくつか考えてみた。


1.サブリミナルタイプ
やはり21世紀型の薬は、
飲まなくても見るだけで
効果があるものが望ましい。

そこでサブリミナル効果
盛り込んだ薬を使おう。

具体的には、普段見る全ての動画で、
数十秒に1回、0.001秒だけ

「治るよ!」

という画像を表示させる。

そうすることで被験者は、
無意識で治癒を開始する。


2.プラセボタイプ
小麦粉を薬だと言って飲ませると、
本当に効いてしまうという
プラセボ効果を利用する。

具体的には、口に含む
ありとあらゆる物に、
プラセボをかける。

水を飲む時には必ず

「これは薬だ!これは薬だ!これは薬だ!」

と、自己暗示をかける。

肉を食べる時も

「これは薬だ!これは薬だ!これは薬だ!」

米を食べる時も

「これは薬だ!これは薬だ!これは薬だ!」

呼吸をする時も酸素に対して、

「これは薬だ!これは薬だ!これは薬だ!」

何かいけない薬がきまってそうな感じだが、
効果はかなり期待できると思う。


3.チャンネリングタイプ
この世界に満ち溢れる大いなる神の
波動に魂のチャンネルを合わせ、
身体と魂の浄化を行う。

ただし、この方法にのめりこむと、
日常生活に帰ってこれない
可能性もあり、
重大なリスクも指摘されている。


以上が飲まなくても効果が
ありそうな薬の候補だ。

うん、普通に薬を飲んだ方がマシだな。

 

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