だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

菓子にみる自己主張の度合い

目の前には2つの菓子があった。

1つはこの前のお茶会でもらった
良い感じな和菓子。

もう1つは激安チョコパイだ。

今日は両者の食べ比べを行った。

まず食したのは和菓子。

見るからにいいところのお生まれだ。

一口食べてみる。

ん?味がしない。

いや、噛んでいると淡く優しい味がしみだしてくる。

実に上品な味わいだ。

「自分はこれこれこういう和菓子です。
私などはまだまだですが、
どうかお召し上がりになってください。」

そんな和菓子の謙虚な声が聞こえてくるようだ。

丁寧な暮らしをしていそうである。

次に激安チョコパイだ。

一口食べてみる。

ガツンとした甘味。

「チョコチョコ!!ボク、チョコダヨ!!!」

というチョコパイの元気な声が脳裏に響いた。

うん、君は最近生まれたばかりだな。

いや、製造日を見てみると、誕生日は
和菓子もチョコパイも共に変わらない。

むしろチョコパイの方が年上かもしれない。

一体何が菓子としての精神年齢を
ここまで変えてしまったのだろうか。

和菓子の方はきっと複雑な家庭環境で
育ってしまったのだろう。

もっと話を聞きたいところだったが、
おいしかったのであっという間に
和菓子は食べてしまった。

チョコパイは未だにチョコチョコ叫んでいる。

 

Follow @buddha0123