今日はあいにくの雨。
おかげで様々な予定に悪影響が出た。
同行していた友人からは、
「お前ブッダだろ!雨ぐらい何とかしてくれ!」
との、要望が来た。
私は精神を研ぎ澄ませ、
掌を天に向け、
「破ぁ!!」
と叫んで突き上げた。
そうすると、しばらくすると、
何も変わらずに雨は降り続けた。
友人からは、
「クソ!何も変わらねぇじゃねぇか!
お前はブッダ失格だ!」
と悪態をつかれた。
帰ってから初期仏典を紐解いてみたが、
見る限りブッダが行ったのは、
雨を降らせることであって、
止めることではない。
例え本当のブッダでも、
雨を止ませることはできない。
日照りの時に呼んでくれ。