夏になると、ちびっ子たちのために
恐竜展が博物館で開催される。
そのポスターを見るたびに、
子供の頃の恐竜の思い出が蘇る。
もしそれを1つずつ全て書いていくなら、
再来年の春ぐらいまでは、
ずっと恐竜の記事になってしまう。
そうなればこのブログも、
恐竜と共に絶滅することだろう。
なので、今日は1つだけ。
パラサウロロフスという恐竜についてだ。
興味がある人はググってほしい。
子供の頃の私は、この名前を聞いて2秒で、
「何なんだよこの名前！
ザウルスか、何とかドンってつけろよ！
恐竜失格！」
と思いました。
しかも図鑑で見てみると、
ティラノサウルスとか違って、
かなり弱そう。
全く、話にならないぜ。
そんな悪態をつきながら、
なんとなくお年玉を使って
パラサウロロフスのプラモを買ってしまった。
なんでこんなパッとしない奴に
大切なお年玉を・・・
そう思いながらも、子供の私は
がむしゃらにパラサウロロフスを
作り始めました。
しかし、とさかの部分の接着が難しく、
トライアルアンドエラーアンドエラーを
繰り返しました。
「クソッ！お前がパラサウロロフスなのが悪い！」
失敗するたびに、悪態をつきました。
そうして作り上げたパラサウロロフス。
これがまた完成してもパッとしない。
達成感もない。
一体なんでこんな奴に・・・
ますます気に食わない。
なのに、またパラサウロロフスの
プラモデルを買ってしまう自分がいた。
いつもムカつくのに、
なぜか視界のどこかにいて目が離せない。
思えばあれが初恋だったのかもしれない。
