だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない

アリか、キリギリスか、それとも・・・

アリ達は今日もダラダラと

過ごしていたので、このパーティは

解散することにした。

私はアリを元いた場所へ放し、

アリ達はホームへと帰って行った。

 

今日は違うアリを仕入れに公園へ。

今日の目当ては女王アリだ。

スコップを買い、早速アリの巣を掘り出した。

不審者である。

明日には警察の不審者情報に載るだろう。

案の定、通りがかったおじさんに

何をしているのか尋ねられた。

 

おじさん 「何してんのー?」

私 「こんにちは!

アリの研究のために

サンプルを採集しております」

おじさん 「あぁ、ヒアリとかの研究?

最近流行ってるもんねー」

私 「ええ、そんなところです(どこがだ)」

 

そんな感じで難なくやり過ごした。

 

しばらく掘っていると、

他のアリより大きな個体を発見した。

きっと女王アリだろう。

私は持ち帰り、ケースに入れてみた。

 

今度のアリはとても元気だ。

あげた蜂蜜にはすぐに飛びつき、

蜂蜜の上にのって

むしゃむしゃ食べ始めた。

しかし、しばらくすると

「クソッ!足が汚れる!」

と、不快そうに足を掃除し始める。

そして蜂蜜に乗りながらまた食べる。

またキレて足を掃除する。

最高に頭が悪い。

今度は相当おばかさんなアリのようだ。

だが、こちらは見ていて飽きない。

自由研究に最適だ。

 

ところで、アリと言うと、

人はよくアリか、キリギリスか、

という二択を迫る。

だが、第三の道があることを提示しよう。

それはアリヅカコオロギだ。

今日一緒に捕まえてきた珍しい昆虫である。


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見づらいかもしれないが、

端から2番目の奴がそれだ。

こいつは

「ぼくもアリだよ!」

みたいな顔してアリ達に紛れ込む。

その生き方にはとても共感できる。

私も普段はまっとうなヒューマンの

振りをして人間社会に溶け込んでる。

いや、そんなことはどうでもいい。

重要なのは、彼らの生き様だ。

先ほど言った通り、

彼らはアリの巣で、

アリ達と同居している。

では、餌はどうするか?

なんと、アリが狩ってきたものを

仲間の振りして食べるのだ。

何もせずとも、食事は

アリがどんどん持ってくる。

アリヅカコオロギは

ただ待っているだけでいい。

 

アリは勤勉に働き、

キリギリスは遊んで死ぬと

人は言う。

だが、アリヅカコオロギは

一生遊んで暮らす。

 

二択の罠・・・それは、

どちらも誤りという可能性だ。

世の中にはそれ以外の選択肢もある。

アリヅカコオロギがいることを忘れてはいけない。

これからはアリか、キリギリスかと聞かれたら、

アリヅカコオロギと答えよう。

それこそが第三の道であり、正解だ。