だいたい日刊 覇権村

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事例から考えるスメルハラスメント

 

最近、スメルハラスメント

という言葉をよく耳にする。

これはパワハラやセクハラに類するもので、

スメル、つまりにおいに関する

嫌がらせのことだ。

このハラスメントは、なかなか打撃力がある。

なにせ人間は自分のにおいには気づけない。

自分が本当に異臭を放っているかどうかが

わからないので、心にくるというわけだ。

では、具体的にどんな時に

スメハラというのだろうか?

今日はそれをよくある事例から考えてみよう。

 

ケース1

さて、あなたが学校や会社に来たとしよう。

すると同級生や同僚なんかに会うはずだ。

彼らと朝の挨拶をして、

そのまま話をしようとした時、

突然こんなことを言われる。

「お前の口、蚊取り線香のにおいがする」

これがスメハラである。

自分が蚊取り線香なのかどうかは、

蚊がいないとわからない。

でも、普通は蚊取り線香臭は発しないので、

多分ハラスメントだと思う。

このスメハラの辛いところは、

においだけではなく、

「お前には蚊を追い払うぐらいしか能がない」

という事実上の戦力外通告なところだ。

夏以外に輝くことはできないだろう。

 

だが、救いもある。

逆に言えば、

「夏はみんなの人気者」

とポジティブに捉えることできるからだ。

次はもっと深刻な事例を見てみよう。

 

ケース2

今度は教師や上司から

こんな言葉を浴びせられる。

「なんかスルメみたいなにおいがするんだけど」

おっと、スルメハラスメントだ。

これは厳しい。

被害者はスメハラに加えて、

この絶望的なジョークと

その後の気まずい空気を味わうことになる。

この多重攻撃に抗えるものはいない。

実際スルハラを受けた者は、

1週間以内に不登校になるか、

退職を余儀なくしている。

非常に危険なケースだ。

最後に1番深刻な例を見て、

終わりにしよう。

 

ケース3

今度はもっと親しい人との間で発生する。

あなたの友人や家族が近寄ってきて、

話をしようと息を吸った瞬間、

「エンッ!!!」*1

と叫び、昏倒する。

これはもはやハラスメントの問題ではない。

本当に深刻なスメルなのだ。

きっと塩酸並の刺激臭を

発しているに違いない。

一刻も早くアルカリ性の何かで

中和した方が良い。

*1:人間が塩酸を嗅いだ時に発する断末魔。

詳しくはググってみてほしい。