初対面の人間と話すことは難しい。
たいていはすぐに話題がなくなり、
会話が続かなくなる。
そして数分後には、気まずい沈黙が
訪れることになるものだ。
こうした事態を避けるためには、
共通の話題を見つけることが大切だ。
お互いに話し合えることがあれば、
会話はいくらでも続けられるし、
盛り上がる。
とはいえ、相手が何者かわからぬ初対面では、
共通点を探すのは難しい。
そこで必要なのは、相手がどんな人でも
日々触れているものを考えることだ。
できるだけ母数が大きい話題が望ましい。
では、誰にでも共通する話題とは何だろう?
・・・水だ!
相手は高い確率で毎日水に触れている。
あまつさえそれを飲んだりもしている。
しかも、彼らの9割以上は水に依存し、
水無しでは生きていけない体に
なっているほどだ。
完全に水中毒と言ってもいい。
そして、ドラッグ中毒者に
ドラッグの話をすると喜ばれるのと同様に、
水中毒者に水の話をすると、とてもウケる。
共通話題は水。
これしかない。
では、具体的に水をどうやって
会話に活かせばいいか?
ちゃんと定型文を用意した。
相手 「~さんは、ご趣味は何ですか?」
あなた 「水を・・・飲むことです・・・」
相 「水ですか!奇遇ですね!
私も水飲んでます!(ここで食いつく)」
あ 「水おいしいですよね。
まるで水のようにガブガブ飲んでしまいます」
相 「蛇口ひねると湯水のごとく出てきますもんね!
硬水ですか?軟水ですか?」
あ 「硬水ですね。」
相 「もしよければPH値を教えてもらってもいいですか?(ラインのIDを聞く感じで)」
こんな感じである。
合コンだろうが、商談だろうが、
何から何までこれで一発だ。
とにかく水の話を振ろう。
水責めにしよう。
そうすれば、会話はすべてうまくいく。