今日はカフェラテプリンを買った。
喫茶店が閉まっていて、
外でカフェラテが飲めなかったため、
悲痛な代償行動に出た結果である。
カフェラテプリンは、
複雑な4層構造になっていた。
まろやかクリーム
カフェラテプリン
エスプレッソソースの順だ。
段々化けの皮が剥がれていくシステムである。
プリンとの対話を続けていくと、
外面のまろやかクリームゾーンを突破した。
そして、コーヒーゼリーの領域に達した。
赤の他人から知り合いになったぐらいだろう。
さらに根気強く対話を続けると、
ようやく打ち解けてきて
カフェラテプリンゾーンまで来た。
ここまで来ればもう友達だ。
だが、まだ足りない。
もっと距離を詰めていくと、
プリン自身も気づかなかった
本当の自分に突き当たった。
それがエスプレッソソースである。
まさか、彼がこんな心の闇を
抱えているとは知らなかった。
エスプレッソのような、
苦々しい部分である。
こうした面を直視し、認め合うこと。
それは人間関係も、
カフェラテプリン関係も同じだな、
と学んだ。