外出自粛が続いている。
外に出られず、友達とも会えず、
家で退屈している人も多いと聞く。
そこで、今日は1人でできて、
しかも、家に引きこもっていても
行えるゲームを開発した。
それが生活ジェンガ大会だ。
ジェンガはみんなご存知だろうか？
こういうやつだ。
この棒を1本ずつ抜いていき、
タワーが崩壊したら負けである。
普通は大人数でやるべきゲームだ。
だが、頭を使えば、
1人でもやることができる。
それが、私が考案した
生活ジェンガ大会だ。
ルールを説明しよう。
まず、朝起きて、
全身に気だるさを感じるところから
ゲームは始まる。
何もする気が起きない。
どうもやる気が出ない。
そうだ、今日は何もしないことにしよう。
そう決心して、1日にやるべきことを、
どんどん削っていく。
この時、抜いても大丈夫そうな
生活習慣から抜いていくのが
ポイントだ。
例えば、朝ラジオ体操をするとか、
道端に咲いてるタンポポで
好き嫌い占いをしてしまうとか、
そういうのだ。
そして徐々に重要度の高い行動を
抜いていき、生活が崩壊したら
負けである。
このゲームは、やる気がない時でも、
というか、やる気がない時ほど上達する。
布団1枚と倦怠感さえあれば、
誰でもできる。
そこがこのゲームの醍醐味だ。
ちなみに今日の私は、
朝食を食べるのが面倒なので抜き、
昼食も面倒なので抜き、
夕飯も抜こうとしたところで、
生活が崩壊した。
こうして私の生活ジェンガタワーは
バベルの塔のようにめちゃくちゃになり、
敗北によって閉幕を迎えた。
