だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

田舎のコンビニに訪れる者

週末は辺境を視察する用があった。

田舎の夜は暗かった。 

漆黒の闇が支配していた。

 

「ひょってして電気文明が、

到達していないのでは?」

 

と思うほど真っ暗だった。

 

だが、煌々と光る建物が1つだけあった。

それはセブンイレブンだ。

セブンイレブンは文明の最先端だった。

夜でもずっと明るい。

 

だが、招かれざる客の来店に

苦労しているようだった。

今日は困ったお客さんを紹介しよう。

 


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カエルさん!

近くに池も川もない。

よほどセブンのアイスカフェラテが

飲みたかったんだと思う。

 


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カミキリムシ

ギチギチ!ギチギチ!

と奇声を発し続ける。

関わり合いたくないタイプの人だ。

 

ガガンボ

苦手な人もいると思うので、

写真は省略。

 

他にも、コフキコガネやヤブ蚊、

アブにクモにシロテンハナムグリ等、

数多くの招かれざる客がいた。

人間の客は私ぐらいなもので、

他はすべて人外だった。

 

彼らの蛮行は限りない。

例えば、


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立ち読み禁止の札を見て、

ならばと、へばりつき読みを行う客。

 

他にもライトの下で踊り出す客等。

みんなやりたい放題である。

 

もちろん、彼らの多くは、

入店拒否され、出禁になっていた。

だが、それでも彼らは強行突破し、

ダイナミック入店を試みた。

そして店員に返り討ちに遭うのだった。

 

私は店内をざっと眺めてみた。

 

繰り返される戦いの跡。

そして残された屍の山。

 

田舎のコンビニ、それは地獄である。

 

 

 

 

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