今日は休日だったので、
料理を作ることにした。
オシャレにボロネーゼパスタでも
作ってみよう。
今日はそのレシピを特別に教えよう。
材料は、
ひき肉 50g
ナス 1本
にんにく
ケチャップ
ソース
である。
まずはナスを切ろう。
野菜を切るときの心構えを教える。
嫌いな人の顔を思い浮かべてほしい。
あなたにもいるはずだ。
上司、先輩、教師、義父、姑、政治家・・・
誰でもいい。
彼らのことを考えよう。
すると、どんなに切れ味の
悪い包丁でも、魔法のように
ザクザク切れるようになる。
ただし、まな板まで切らない
ように注意してほしい。
恨みが強すぎると危険だ。
日頃から悪質なパワハラなんかを
受けていたりすると、
さらに貫通してシンクまで
叩き斬る可能性がある。
野菜も原形をとどめないほど
木っ端みじんになるかもしれない。
適度に嫌いな人を考えるのが大切だ。
次に、ひき肉は、刻んだ
にんにくと共に炒める。
色が変わってきたら、
ナスも入れて火を通す。
その後は、
ケチャップ大さじ2、
ソース大さじ1、
コンソメ小さじ1
を混ぜ合わせて入れ、
肉とナスと一緒に炒める。
これでソースは完成だ。
あとはパスタを茹でてっと・・・
あっ・・・
パスタ、先日食べきってしまった・・・
余りが全くない。
・・・
いや、大丈夫だ。
ここまでは計画通り。
ここで一度自分を絶望に
叩き落とす必要があった。
希望は、絶望の中からしか生まれない。
ひき肉も自分も容赦なく
痛めつけよう。
それこそが最高のスパイスなのだ。
それに、そもそも論として、
パスタを食べようという
発想からして間違っている。
我々はいつからイタリア人になった？
我々は日本人なのだ。
パスタを食うな。
米を食え。
具は全部ライスにのせろ！
全部だ！
こうしてできたのが、
ボロネーゼ丼というわけだ。
これこそ日本食。
食べて知る和の心。
みんなも試してみてほしい。
