メガネふきにはウェット型と、
我々の心のように乾ききったタイプがある。
なぜ同じメガネふきという種族で、
これほどの差異があるのか。
今日はその解釈についての不毛な論争があった。
この問題の期限はいつか?
時は10万年前に遡る。
日本列島がまだ大陸と繋がっていた頃の話だ。
南部の高温多湿の地域からは、
大陸からは原人と共に湿り気を帯びた
メガネふきが入ってきた。
これが今のウェット型のメガネふきの祖先だ。
一方、大陸北部で戦乱が起きた時、
タクラマカン砂漠あたりの難民が、
朝鮮半島を経由して、
乾いたメガネふきと共に日本に流入した。
こちらが今の乾ききった方のメガネふきだ。
ここまでは議論の余地がない。
しかし、その後、どういう進化の過程を
遂げたかで学会が大いにもめた。
一体どういう話だったかは
未だに消化し切れていないので、
いずれ研究の道筋が立ったら、
論文にして出そうと思う。