だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

将棋を学ぶということ

私は将棋については

あまり馴染みがない。

日常生活で接する機会と言えば、

王手飛車取りみたいな状況になったり、

たまに詰んだりするぐらいだ。 

将棋のルールは全く知らない。

駒の動かし方もわからない。

ただ成金になりたいという

強い思いが胸の内にある。

だが、もし将棋がわかるようになれば、

そうした問題を解決できるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きながら、

今日は駒の動かし方を覚えた。

今日はそれをシェアしたい。


・歩兵(ホヘー)

成長する過程で様々な外敵に

補食される哀れな存在。

大人になれるのはごく一握り。

シャケとかマンボウみたいなものだ。

自然界の厳しさを思い知らされる。


香車(かほりぐるま)

名前とは裏腹にただがむしゃらに

前へと突き進む。

基本ポジティブ思考。

後ろは振り返らない。

後戻りはできない。

友達にいるとうっとうしいタイプの駒だ。


・飛車

曲がったことが大嫌い。

いつでもまっすぐ向かっていく。

そう聞くと香車と同じようにも見える。

しかし、逃げ足の速さは

将棋界でもピカイチ。

困難を前にすれば

すぐさま地平の果てまで後ずさりし、

それができなければ、

カニみたいに横へ逃げていく。

その外見とは裏腹の

打たれ弱さが特徴の駒だ。


・角行

いつでも斜に構えたクールガイ。

物事を穿った見方で眺め、

進むのも退くのも一癖ある。

が、名前が示す通り、

内心はカクカクしたものに憧れている。

本当は素直になりたかった。

なのにどうしてこうなってしまったのか。

そんな屈折した思いを抱えて生きている。


・桂馬

とんだじゃじゃ馬で、あっちこっちに飛び跳ねる。

親戚からよく落ち着きがない、と言われている。


銀将

シルバー人材センターに颯爽と現れた期待の老人。

どこへでも行けると豪語するが、

その足取りは重い。

足腰に不安を抱える将棋界のシニア層。


金将(かねまさ 26歳男 独身)

慎重派で知られ、一歩ずつしか動かない。

周りからよく

「名前負けしている」

「特徴がない」

と言われるが、本人は

「斜め後ろにだけは行かない」

ということを誇りにしている。


・餃子

王将