今日は寒空の下、
物売りをしている者がいた。
それはマッチ売りの少女・・・
ではなく、カステラ売りの謎の生物だ。
もはや声を出す元気もないのか、
何かを訴えるような目をして
無言でカステラを差し出してきた。
残念だが、こちらもここらで
油を売らなければならない。
買っている余裕はなかった。
きっとあの生き物はこれから
カステラに火をつけるのだろう。
いわゆる炎上商法という奴だ。
たしかマッチ売りの少女もあれでやられた。
巻き込まれないよう私は静かに距離を取った。
今日は寒空の下、
物売りをしている者がいた。
それはマッチ売りの少女・・・
ではなく、カステラ売りの謎の生物だ。
もはや声を出す元気もないのか、
何かを訴えるような目をして
無言でカステラを差し出してきた。
残念だが、こちらもここらで
油を売らなければならない。
買っている余裕はなかった。
きっとあの生き物はこれから
カステラに火をつけるのだろう。
いわゆる炎上商法という奴だ。
たしかマッチ売りの少女もあれでやられた。
巻き込まれないよう私は静かに距離を取った。