だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

未来の葬式を考える

今日は葬式の今後について話すことがあった。

いや、敬老の日とは関係ない。

単純に今よりもっと葬式を効率化したり、

IT化できないかという話になっただけだ。

今日は未来の葬式を考えよう。

 

さて、まず葬式に必須なのはVRだろう。

VRゴーグルを装着すれば、

途端にその場が葬儀場へと早変わり。

こうすればいちいち葬儀場を

用意する必要がなくなる。

それに喪服に着替える必要もないので楽だ。

自宅で布団に包まれながら、

パジャマ姿で葬儀に参加することもできる。

ポップコーンなんかを食べながら、

映画感覚で楽しむのも良いだろう。

 

また、お葬式で大変なのは、

各方に散らばっている親戚達を、

1つの場所に集めなければならない点だ。

だが、これもVR化すれば解決する。

皆、VRゴーグルをつければ、

職場やカフェ、学校からも、

気軽に葬儀に遠隔参加することが可能となる。

お葬式への参入障壁を

格段に下げられることだろう。

 

さて、こうして参列者が

全員VRゴーグルを装着した。

しばらくすると、会場に

バーチャルお坊さんがやってくる。

そしてお経を唱える始める。

次に大切なのは、このお経だ。

お経にもこだわりたい。

というわけでお経は

古今東西様々な種類の物を

iTunesからダウンロードできるようにしよう。

もちろん音響は7.1chサラウンド。

音質もハイレゾ高音質を実現。

その場にいるかのような臨場感と、

腹に響く木魚の重低音が参列者を魅了する。

 

次は火葬だ。  

故人は、自動化された火葬場で

速やかに火葬される。

そして遺灰はデータ化され、

PDF形式で出力される。

 

だが、こうした場所では、

アクシデントがつきものだ。

時におじいちゃんファイルがクラッシュし、

データが失われてしまうこともある。

そんな時のためにきちんとクラウド

バックアップしておこう。

おじいちゃんは文字通り、

雲の上というわけだ。

 

あとはせっかくだしAIも取り入れたい。

AIの力でデータを解析し、

故人の性格を復元、bot化する。

人生に悩んだ時には瞬時に

「そこはこうするんじゃ」

とおじいちゃんbotからリプが飛んでくる。

死後も我々を見守ってくれることだろう。

 

続いての問題はお墓だ。

お墓はどうしようか。

未来なのだからネット上に

共同墓地を建設するのも手だろう。

だが、さすがに墓石ぐらいは

現物で欲しいところ。

そこで登場するのが3Dプリンターだ。

様々なクリエイターがアップロードした

多種多様な墓石デザインを、

自由にダウンロードしよう。

そしてそれを3Dプリンターで印刷だ。

そうすれば自分の好きな墓石が

簡単に手に入るはずだ。

これで大体OKだと思う。

戒名はUSBでもぶっ刺しておこう。