私の趣味の1つは文通だ。
今も数人と文通をしている。
ほとんどは外国人なので、
普段知り得ない視点が得られて、
これがなかなか面白い。
さて、そういうわけなので、
私はよく周りの人に文通を勧める。
すると、
「何を書いたらいいかわからない」
「一体何を聞けばいいんだろうか」
という悩みをよく聞く。
そこで今日は最初に書くべきこと、
聞くべきことを紹介しようと思う。
まずは文通相手募集サイトに登録しよう。
ググれば山ほど出てくる。
英語でググれば海外の人とも文通できる。
私はそちらをおすすめする。
相手が見つかったら、
文通スタートだ。
さぁ、それでは何を書くべきか？
まずは自己紹介だ。
自分が一体何者なのか。
出身や年齢、性別、所属先、
あとは病歴や犯罪歴、服役期間なども
書いておくといいだろう。
その次は何を書こうか？
まずは共通の話題を探るのが良いと思う。
どんなに異なる文化圏の人でも、
共通の話題は見つかるものだ。
たとえば天気の話。
「こっちはこんな天気だった」
「そっちはどう？」
そんな何気ない話から始めると良いだろう。
そこから徐々に、風速はどうか、
気圧は何ヘクトパスカルか、
偏西風の影響はどうか、
と話を深めていくのがポイント。
他にも昨日食べたものとかでもオーケー。
最初はそういう軽い話でいいのだ。
まずはそこから始めよう。
続いて聞くべきことの鉄板は、
「生きるとは何か？」
だろう。
これも共通の話題だ。
どんな国の人であっても、
たいていは生きている。
だから誰だって生きることについては、
話せるはずだ。
「昨日何食べた？」
ぐらいの感覚で聞くといいだろう。
次の話題は、
「死をどうやって受け入れるか？」
だ。
人間は誰しも死ぬ。
だから死も共通の話題だ。
死とどのように向き合うか、
遺言はどうするか、
そういうことも
「昨日何食べた？」
ぐらいの感覚で聞くといいと思う。
ここらへんまで来れば、
文通で何を書いたらいいか？
という悩みは解決していると思う。
なぜなら、ここまで話についてきた相手なら、
もう何だって話せるし、
それ以外なら返事は返ってこないからだ。
何でも話せるペンフレンドを得るか、
文通が終わるか。
そのどちらかが手に入る。
おすすめ。
