皆さんはパンの種類では何が好きだろうか？
私が好きなのはいくつもある。
特に好きなものの1つは、
パン・オー・ショコラだ。
皆さんはパン・オー・ショコラを
ご存知だろうか？
知らない人は、チョココロネ以外の
チョコパンを想像して欲しい。
37％ぐらいの確率で、
それがパン・オー・ショコラだ。
パン・オー・ショコラは良い。
ふわっとしたパンの生地の中に、
かためのチョコ。
あのチョコの硬さに
意志の強さを感じる。
中身も外もフワフワの私とは
大違いである。
さて、そんな栄えあるパンを
食すに当たって、一つだけ問題がある。
それは、私はパンを食べると
気持ち悪くなるということである。
多分、体質的にパンが合わないのだろう。
もちろん全てというわけではない。
中には大丈夫な種類のパンもあるし、
いくつかのパン屋のパンは大丈夫だ。
だが、大量生産系のパンは軒並みダメだ。
コンビニのパン・オー・ショコラを
食べることは、私にとって
自傷行為を意味する。
それでもパン・オー・ショコラが
好きなことには変わりない。
それだけは信じて欲しい。
大丈夫、愛があれば障害は乗り越えられる。
そんな私ではあるが、
時々、知らないパン屋で
パンを買うことにしている。
ほとんどは返り討ちにされるが、
たまに食べても大丈夫なパン屋が
見つかるのだ。
その感動はとても言い表せない。
そんなプレシャスな出会いを求めて、
今日も新しいパン屋にチャレンジしてみた。
ここで、私と同じく
パンを食べると気持ち悪くなるけど、
パン屋を開拓したい人にアドバイス。
カレーパンは避けた方がいい。
たしかに食べた瞬間はおいしい。
だが、パン合わないマンにとって、
あのルーはじわじわと身体を蝕む毒だ。
高い確率で気持ち悪くなる。
あと、パン・オー・ショコラも避けるべきだ。
あのチョコの相性は、
人によってかなり分かれる。
もしダメなものを食べてしまうと、
首都直下型の気持ち悪さが襲ってくる。
リスキーなので止めた方が良い。
しかし、私はパン・オー・ショコラを
選んでしまった。
だって、すごくおいしそうだったんだもの。
私は恐る恐る買ったパン・オー・ショコラを食べた。
・・・おいしい！
これは当たりかもしれん。
だが、まだ安心はできない。
パンは摂取後30分以内が生死を分ける。
数分後に容態が急変して、
死に至るケースも多い。
慎重に経過を見極めねばならない。
だが、今回は30分経っても大丈夫だった。
「すごい！ここのパン気持ち悪くならない！」
私は思わず心の中で叫んだ。
決して店主には聞かせられない発言だ。
しかし、私にとって、
気持ち悪くならないというのは、
パンに送る最高の栄誉なのだ。
某JR線沿線にあるベーカリーT店さん。
あなたのパン・オー・ショコラは気持ち悪くない。
是非誇ってほしい。
