だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

突き刺さるつまようじ

今日は家で歩いていると、

つまようじが足の小指に突き刺さった。

私の小指と私は悲鳴を上げた。

 

ゲリラによる待ち伏せ攻撃だった。

不意を打たれたので手も足も出ない。

 

捕らえたゲリラは速やかに処刑し、

私は反政府勢力の討伐へと乗り出した。

 

まず、カーペットをめくり、

他にゲリラがいないか確かめた。

幸い、敵の姿は見当たらない。

それどころか、昔行方不明になった

500円玉を見つけた。

 

被害者はひどく衰弱していた。

恐らく、ゲリラによって

人質に取られていたのだろう。

拷問のあとも見受けられる。

許せない。

 

次は台所だ。

台所は重要な場所である。

革命は台所から起こるとも言われている。

私は敵をしらみ潰しに探した。

 

しばらくすると、

つまようじ達の集落が見つかった。

ここが反政府運動の拠点だろう。

 

私は彼らを一本ずつ尋問し、

厳しい思想統制を行った。

そして、汚れていたつまようじを

2、3本取り出し、

彼らの目の前で処刑した。

 

「いいか、もし我々に逆らうなら、

次はお前達がああなる番だ」

 

そう脅すと、つまようじ達は

震えながら元のケースに戻っていった。

 

 

 

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