みんなは電気のひもで遊んだことはあるだろうか？
あの電球や蛍光灯から釣り下がってるやつで、
一度はボクシングをしたことがあるだろう。
今、人気のゲーム機と言えば、
皆さんもご存じの通り、
PS5、ニンテンドーSwitch、電気のひもに三分される。
前者2つはわかるが、電気のひもの
遊び方がわからないというお友だちのために
今日は電気のひもの嗜み方を話そうと思う。
まず、最初に電気の下に行き、
コントローラーを握りしめ、
思いっきり引っ張ってみよう。
きっと電球や蛍光灯が落ちてきて、
木っ端みじんになるはずだ。
これがダメな使い方である。
こんなことをやっていては、
金も電球がいくらあっても足りない。
君の家庭的な立場も、
地に落ちることになるだろう。
やはりコントローラーは握りしめず、
拳を叩きつけることに終始しよう。
これは体感型のゲーム、
リングフィットのような存在なのだから。
ひもは一発ジャブを打てば、
弧を描いて反対側へと
上がっていく。
そして、ひもが戻ってきて、
ちょうど元の位置まで来たら、
またタイミングよくジャブを入れる。
リズム感が大事だ。
このようにコンボを繋げることで、
音ゲーのような爽快感を得ることができる。
電気のひもならではの楽しみ方と言えよう。
他にも、思いっきり右ストレートを叩きこみ、
どれほど弧が上がるかを知ることもできる。
先ほどが技とすれば、こちらは力である。
他にも、協力プレイをしたいなら、
こんなゲームもある。
まず一人がコントローラーを握りしめ、
もう一人がその腕を下に徐々に押していく。
電気が落ちてくるギリギリのところまで行き、
先にギブアップした方が負けというものだ。
これは勇気と友情が試されるゲームだ。
お互い譲ることを知らず、
電気が落ちてくるまで行ってしまうと、
電球も友情も崩壊するという寸法だ。
他にもまだまだ遊び方はあるが、
今日はこの辺にしておこう。
これだけ知っておけば、
優に2年は人生を棒に振ることができるぞ。
最後に、耳寄りな情報を教えておこう。
もし君が上記のような遊びを嗜んでいる時に、
その様をお父さんやお母さんに
見られてしまったとしよう。
きっと気まずい沈黙が流れ、
「ケンちゃん、一体何をしているの・・・？」
と戸惑いと共に聞かれるはずだ。
そうしたら、
「他に人生の喜びがないので、
これで5時間ほど遊んでた・・・」
と、虚ろな目で答えてほしい。
そうすれば心配した親御さんから、
PS5やニンテンドーSwitchを
買ってもらえるはずだ。
これまでの一連の動作は、
このように圧倒的な力を持つ出資者を
交渉の場に引きずり込むための方便だ。
PS5やニンテンドーSwitchを手に入れたら、
もう電気のひもから足を洗え。
二度と戻ってくるんじゃないぞ。
