だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない

蟹光線

皆さんはご存知だろうか?

蟹光線という小説を。

多分名前だけなら

みんな聞いたことがあると思う。

これは戦前の小説家、

小林多喜二が書いた作品のことだ。

話の内容としてはこうである。

ある寒い冬の日、

突如として宇宙から大量の甲殻類が襲来、

その蟹達は巨大なハサミから

地獄の殺人光線を発射し、

世界の街々を焼き尽くす。

そんな甲殻類の脅威に対して、

万国の労働者が立ち上がり、

野蛮な蟹とブルジョアジー達を打倒する。

確かそんな話だった気がする。

続編の海老光線と合わせて、

日本近代プロレタリアSF甲殻類文学の

金字塔として名高い作品だ。

 

こうして蟹達の侵略は

プロレタリアートの蜂起によって

鎮圧された。

そして世界は長らく蟹の恐怖とは無縁の

平和な時代を迎える。

だが先日、私はこんな気になる文言を目にした。

東武池袋 秋の大北海道展」

その日、人類は思い出した。

奴らに支配されていた恐怖を・・・。

 

私は早速池袋へと向かった。

するとそこでは、

北海道という外宇宙からもたらされた

新鮮な甲殻類達によって、

地獄の惨劇が繰り広げられていた。

この光景を見て欲しい。


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ああ、これは間違いなく人類の敵だ・・・。

こんなものばかり食べていたら

人類はダメになってしまう。

私は全力で蟹達に挑みかかった。

だが、強大な甲殻類の力に対して、

人類はあまりに無力だ。

私はなすすべもなく蟹を中核とした

魚介類達に蹂躙され、

その虜となってしまった。

私はこのように無残に敗れ去ったが、

皆さんは是非世界の滅亡を

防ぐために戦って欲しい。

場所は池袋の東武デパート8階。

期間は26日までだ。

万国の労働者よ、立ち上がれ!