皆さんは正しい名刺の渡し方をご存知だろうか?
最近はマナーがうるさいので、
名刺の渡し方も複雑化している。
だが、コツをつかめば意外と簡単だ。
今日はそれを教えよう。
これさえ読めば、もう名刺で
失敗することはないだろう。
さて、名刺の渡し方は、
複雑そうに見えて実は単純だ。
二礼二拍手一礼。
これに尽きる。
では具体的にどのタイミングで渡すのか?
それを見てみよう。
まずは最初の一礼。
これは相手への挨拶だ。
ちょうど30°の角度でお辞儀しよう。
だが、名刺を出すのはまだ早い。
ここで名刺を渡したうっかりさんには、
厳しい社会的制裁が待っている。
ここで名刺なんか渡してみろ。
相手はきっと
「こいつは二礼二拍手一礼ではなく、
簡略式の一礼で済ませようとしている」
と思うことだろう。
ピピーッ!マナー違反である!
では、どのタイミングで渡すか?
それは二礼目だ。
ここで初めて名刺を出し、
お辞儀と共に相手に渡す。
お辞儀の角度は60°か420°が望ましい。
これはどちらでも構わない。
だが、後者をやると相手は若干引く。
さて、無事名刺を渡し終えた。
ここで拍手をしよう。
これは自分へのご褒美の意味がある。
ひとりで名刺わたせたね。えらいね。
という意味合いだ。
パチパチと二度手を叩こう。
あ、三度目はいいです。
大したことやってないんで。
最後の礼では、今渡した名刺を
謹んで返してもらおう。
この情報化時代、
相手に情報を渡すのは危険だ。
まして紙媒体の個人情報なんてもってのほか。
すぐに取り上げよう。
それに社会人なら一度見たことは
覚えているのが当然だ。
どうせ相手はいつも部下に
「なんでミスをするんだ!
言われたことは一度で覚えろ!」
など言ってパワハラしてるんだ。
名刺も一度で覚えろ。
これは当然の報いである。
これで名刺の受け渡しは終わりだ。
ね、簡単でしょう?
ああ、そういえば相手の名刺をもらうのを忘れたな。
まぁ、どうでもいいだろう。
そんな紙切れなんて。