以前会ったH氏との会の続きだ。
その日はそのままH氏宅に
泊まる予定であった。
寝間着を持ちこんだ。
きっとこれがパジャマパーティーという奴だろう。
そしてパジャマパーティーというからには、
恋バナなんかを尋問しなければなるまい。
私は女子中学生のごとく、話を振った。
私 「☆ねぇねぇ、好きな人っているのー☆?」
友 「最近別れた」
恋バナは終了した。
その後はとりとめもない話ばかりだ。
H 「ぶっだにおすすめしたい
格闘技の漫画がある」
私 「格闘技は興味ないなぁ」
H 「その漫画、今のところ対戦相手が
ほとんど毒で殺されている」
私 「ちょっと興味が出てきた」
ところで、前回書いた通り、
友人は狂信的プリキュア教徒だ。
そして私はこうした新興宗教の
熱烈な勧誘を受けた。
その結果、半強制的にプリキュアの上映会が
開かれることになってしまったのだ。
私は椅子に縛り付けられながら、
作品を鑑賞した。
作中では、いたいけな子どもが
暴力で物事を解決する様が
凄惨に描かれていた。
H 「\プリキュアーッ!/」
私 「で、いつ毒で死ぬの?」
H 「殺す!」
こうして人間関係にひびを入れながら、
パジャマパーティーは終了した。