今日は帰りの電車内で、
サンドイッチが転がっているのを見かけた。
(面白いものが落ちてるなぁ・・・)
そう思って近寄った瞬間、
私の中の第六感が危険を告げた。
ハッ・・・これは罠だ!
以前、これと似たようなことがアフガンであった。
米兵が道端に変わったものを見つけ、
近寄った瞬間、爆弾でドカン!
一瞬にして数名が犠牲になった。
こうした罠を避けるためには、
敵に行動を読まれないことが大切だ。
毎日同じ習慣をすることはやめ、
帰宅時間、帰宅ルートはバラけさせる。
こうすることで待ち伏せを防ぐことができる。
それに引き換え、今日の私はどうだ。
いつもと同じような時間に同じ電車に乗り、
その上、車両もほとんど同じだ。
そして、こんな見るからにブログのネタに
なりそうな餌に釣られ、
のこのこと近寄っていってしまった。
一体私は軍の士官学校で何を学んできたんだ?
私はこれまでのキャリアを恥ずかしく思った。
そんなことを思っていると、
小学生ぐらいの子供が
私の隣を通って、
サンドイッチを手にしていた。
やめるんだ!
と怒鳴りつけようかと思ったが、
何事もなかった。
どうやら爆弾ではなかったらしい。
私は胸をなでおろそうとした時、
またしても私の中の第六感が危険を告げた。
ハッ・・・これは罠だ!
以前、これと似たようなことがアフガンであった。
米兵に手を振って近づいてくる子供がいて、
米兵も笑顔で近寄っていったら、
爆弾でドカン。
子供は訓練されたゲリラだったのだ。
もしかしたら、今私の目の前の子供も
よく訓練されたゲリラかもしれない。
今度は油断せず、帰宅するまでずっと
神経を尖らせていた。
おかげでこうして無事に帰宅できたわけだ。
危ないところだった。
明日は電車はやめて牛車で帰り、
敵の裏をかこうと思う。