だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

雪道の歩き方

 


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先日、東京には大雪が降った。

これを受けて交通機関は大混乱。

多くの人々に災いが訪れた。

これに対し、北海道を始めとする

北国連合からは、

「雪ごときで騒ぐとは情けない。

それで首都の住民とは、

日本の面汚しよ。

いとをかし」

などと心無い言葉が発せられる。

こうした北国の東京に対する

上からな物言いを、

北から目線という。

 

実際、私も北海道出身の友人から

こんな北から目線を向けられた。

「この程度の雪で交通機関麻痺とは、

笑いがこみ上げてくる。

歩いて帰れ」

「黙れ、蟹でも食っていろ」

こうして雪合戦が始まった。

 

ところで北から投げつけられる

言葉には様々な物がある。

だが、最も冷たい北風は

「東京人は1人で歩くことすらできないのか?」

というものだ。

これは雪上で足取りの覚束ない

東京人を指した言である。

 

だが、我々だって本気を出せば

1人で歩くことぐらいできる。

その助けとして、

様々な自治体から

雪道で転ばない方法が

告知されている。

そしてよく聞くものの1つは

「ペンギンのように歩け」

というものだ。

だが、ペンギンのように歩くとは、

一体どういうことなのだろうか?

突然ペンギンになれと言われても

困惑する他ない。

そこで今日は、

ペンギンのように歩くとは、

一体どういうことなのかを

考察してみよう。

 

まずはペンギンの動画を検索して欲しい。

 

YouTubeを開いただろうか?

それではペンギンの姿を見てみよう。

ペンギン達は群れで雪の上を歩いてる。

二足歩行でよちよちと。

ここから学ぶことは何もない。

我々だって二足歩行なのだ。

 

では、もう少し経過を見てみよう。

ペンギン達は雪上を歩き続ける。

だが、しばらく行くと、

雪道は途中で途切れ、

海に到達するはずだ。

さて、ここでペンギン達は立ち止まる。

なぜなら海の中には天敵の

シャチやアザラシ、シロクマが

待ち構えているかもしれないからだ。

 

これに対してペンギン達の出した

ソリューションは何か?

それは仲間の内の1匹を海に突き飛ばし、

様子を見るというものだ。

これだ!

これこそ我々が学ぶべき所だ。

 

それでは南極から離れ、

東京に目を移そう。

駅やスーパーといった

屋内から外へ出る時。

安全な道と雪道の境界には、

よくぷるぷると震えるおじさんがいる。

遠慮はいらない。

躊躇なく突き飛ばそう。

それで安全な様なら良し。

我々もその道を歩けば良い。

 

だが、彼が転んだり、

雪下から現れたアザラシに

襲わたりしたならば・・・。

哀れな犠牲者は見捨てて他を探そう。

ペンギンのように歩くとは、

そういうことだ。