昨日のつづき
2回目のワクチン後は、
ひどい副反応が出ると聞く。
とりわけ高熱が出るとのことだ。
なので、バファリンを用意しといた。
半分が気休めでできているというアレである。
他にも様々な健康食品を買っておいた。
さぁ、いつでも来い！
しかし、身構えていると、
敵は来ないものだ。
意外にも熱は全く出なかった。
平熱よりやや高いぐらいだ。
37度以上になることはなかった。
これはきっと様々なことに
冷めた態度を取ってきたからだと思う。
これがもし熱血教師とかだったら、
一気に体温が47度くらいになり、
体がドバイと化して死んでいたと思う。
ひねくれた態度が世界を救う。
これからもひねくれていきたい。
そんなことを思いながら、
備えて買ったバナナジュースを
ごくごく飲み、優雅な時間を過ごした。
だが、しばらくすると、
思わぬ伏兵が現れる。
それが筋肉痛である。
最初はワクチンを打った
箇所だけが痛かった。
しかし、それが徐々に広がり、
肩やひじにも飛び火した。
なぜか太ももとかも痛い
しばらくすると関節も痛くなってきた。
ロケットパンチまで3歩手前ぐらいの
痛みといえばわかるだろうか？
私はわからん。
バナナジュースが問題なく
飲めることだけが救いだった。
この世でバナナジュースを
飲むことより重要なことなど、
そうあるものでもない。
しかし、肩より上に
腕を上げられないので、
バナナジュースを天高く
掲げることはできない。
そこが残念なところだ。
私は筋肉痛が広がって
いくことを恐れた。
この調子でいけば、
全身が筋肉痛に毒され、
そのまま腐り始め、
ゾンビと化すだろう。
そして誰かと握手なんかをしたら、
相手も手から筋肉痛が始まり、
翌日には全身筋肉痛人間になり、
そしてゾンビと化すだろう。
やはりバイオハザードの見過ぎだろうか？
私は恐怖に震えたが、
注射されたのがＴ-ウイルスではなく、
ワクチンだったことを思い出し、
事なきを得た。
正直なところ、
筋肉痛といっても大したものではなく、
全体としてはずっと元気だった。
日常生活に支障はない。
しかし、面倒な事は全て
副反応ひどくて無理でぇすꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
と言ってバナナジュースを
飲みながら断り通した。
